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テクノロジー

高炉のCO2を減らす技術

高炉法はエネルギー効率が高く、大量生産に適した製鉄プロセスですが、一方でコークスのような化石燃料(石炭)から製造した還元材を使用する必要があることから、カーボンニュートラルを達成することは難しいとされてきました。
本事業では高炉の特性を活かしつつも、CCUSなどを活用することにより、カーボンニュートラルを実現する方策に関して検討していきます。

1.高炉を用いた水素還元技術の開発①所内水素を活用した水素還元技術等の開発

2030年までに、所内水素を活用した高炉における水素還元技術およびCO2分離回収技術などにより、製鉄プロセスからCO2排出量を30%以上削減する技術の実装を目指します
(水素還元技術などで10%以上、CO2分離回収技術で20%以上の計30%以上のCO2排出量削減想定)

  • 実炉実証試験に向けた操業条件の検討
  • 実高炉(5000m3級)での実証試験

日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区第二高炉において
常温水素系ガス吹込み設備導入2026年度実機実証開始予定

1.高炉を用いた水素還元技術の開発②外部水素や高炉排ガスに含まれるCO2を活用した低炭素化技術等の開発~Super COURSE50~

日本製鉄(株)東日本製鉄所君津地区において試験高炉改造 ※2022年5月試験開始。
還元材の原料炭(コークス)の一部を水素で代替。
さらに、鉄鉱石の一部を直接還元鉄に代替。
現行の高炉法と比較してCO2排出量の50%以上削減を達成する技術を実証。

※COURSE50開発で使用した12m3の試験高炉を活用

1.高炉を用いた水素還元技術の開発②外部水素や高炉排ガスに含まれるCO2を活用した低炭素化技術等の開発~カーボンリサイクル高炉~

  • 高炉から発生するCO2をメタンに変換し、還元材として繰り返し利用
  • 還元材の一部をコークスからカーボンニュートラルメタンに置換してCO2排出量削減

JFEスチール(株)東日本製鉄所千葉地区において小型カーボンリサイクル
試験高炉(150m3規模)建設、2025年4月~26年度に試験操業を行いプロセス原理確認。
現行の高炉法と比較してCO2排出量の50%以上削減を達成する技術を実証。

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