日本鉄鋼業の現状
これまでの取り組みと現状の課題について紹介します。
テクノロジー
日本鉄鋼業は、たゆまぬ省エネ努力により生産工程で世界最高水準のエネルギー効率を達成しているほか、軽くて高強度の高機能鋼材の供給や国内で開発した省エネ技術の海外への普及などを通じて、地球温暖化対策としてのCO2削減に貢献してきました。ここでは生産工程でのCO2削減に関するこれまでの取り組みと現状の課題について紹介します。
電気事業者の発電に伴う排出量を電力消費量に応じて最終需要部門に配分した後の値。
機械は金属品製造業を含む。化学工業は石油石炭製品を含みます。
環境省:日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2020年度)(確報値)より作成
https://www.nies.go.jp/gio/archive/ghgdata/index.html
エシカル消費とは
持続可能な開発目標(SDGs)の
12番目は「つくる責任 つかう責任」
2015年9月の国連総会で決められた国際的な17の目標のなかにも、貧困や飢餓、
エネルギー、気候変動、平和的社会などと併せて、「持続可能な生産・形態の確保」が揚げられています。
(出典)令和2年8月消費者庁:エシカル消費に関する意識調査など
エシカル消費にかかわる消費者意識向上
自然災害や環境破壊・資源の枯渇等の問題はすべての人が可能な範囲で行動するべき
57.1%
エシカル商品・サービスの購入時の価格アップを容認
69.0%
ユーザー様からのCO2削減要望
日本鉄鋼業の2030年CO2削減目標
エネルギー起源CO2排出量:2013年度比
30%(約5,790万トン)削減
政府エネルギー基本計画のマクロ想定や各種対策の実施のための必要条件が整うことが前提です。
(BATの導入等による省エネの推進、廃プラスチックの活用、2030年頃の実機化を目途に現在開発中の革新的技術の導入、その他CO2削減に資する原燃料の活用等)
日本鉄鋼業の
カーボンニュートラル行動計画
COURSE50 試験高炉
NEDO・日本鉄鋼連盟COURSE50
COURSE50 CO2分離回収設備
NEDO・日本鉄鋼連盟COURSE50
カーボンニュートラル製鉄
実現のためのコストアップ
カーボンニュートラル製鉄
実現に必要な社会連携
テクノロジー
これまでの取り組みと現状の課題について紹介します。
水素を活用した製鉄を実現するにはさまざまな技術的課題があります。それらの課題について紹介します。
本事業では高炉の特性を活かしつつも、CCUSなどを活用することにより、カーボンニュートラルを実現する方策に関して検討していきます。
本事業ではシャフト炉での水素による直接還元製鉄を実現するための方策に関して検討していきます。
本事業では直接還元法で製造される還元鉄を電気炉で溶解し、高級鋼を製造する技術の開発に取り組みます。